はじめに
2000/8/29トヨタのカローラ、フルモデルチェンジし9代目となり発売開始しました。
WEBで見てまず興味を抱いたのはスタイリング、Vitzの流れ汲んだ感じで今までとは違いますね。輸入車的でなかなか良いかなと思います。特にワゴンのフィールダー。
フィールダーのスポーティグレードである「Zエアロツアラー」は、一度どんな車か乗ってみたいですね。お台場のMEGA WEBに行けば乗れるかな。
6MTとマニュアルモード付AT。190PSの1.8L、VVTL-iエンジンの走りはいかほどのものかちょっと興味があります。
というようにGOLFと同様、ワールドワイドに販売されている日本を代表する車を再評価してみるのも車好きとしては良いかなと思いました。最近のトヨタ車今までとコンセプト変わった感じしますし、ヨーロッパにも今まで以上に目を向けている感じもしますので。
今回のモデルチェンジでは質感も高いという話ですしね。
ちなみにNCVとはNew Century Valueの略です。
ディーラー発表会での試乗を始めカローラアベニューの「NCV試乗モニターキャンペーン」で「3時間タイムレンタル」クーポン券当たったこともありじっくり試乗する機会を得ましたのでレポートします。Diaryに書いたものを加筆修正してお届けします。
2000/9/10(日)「カローラフィールダー1.5X「Gエディション
2WD試乗」
今日は寝坊してゆっくりモードでしたが、買い物ついでにカローラ見てきました。セダンよりフィールダーに興味がありましてそちら中心でしたけど。
やはり日本を代表する大衆車だけあり幅広いお客さん見えていました。ドイツで代表する大衆車といえばゴルフになりますかね。その点での比較も興味ありました。
売れ線グレードのフィールダー1.5X「Gエディション」試乗しました。ちなみに車両本体価格は¥159.8万です。
カローラ乗るのは何年ぶりでしょうか。2年ぶりかな。
スタイリングはシンプル&クリーンな感じですね。フロントはVitz、リアはオペルのアストラという感じです。私的には好きです。
ちなみに試乗車には純正エアロが装着されていました。
室内入ると室内は全高があるのでよいですね。定員乗車では問題ないスペースでしょう。質感の向上がうたわれている今回のフルモデルチェンジですが、樹脂のシボなどはさすがですね。
でもVitzの時の方がデザイン含めて感動しましたね。ナビ装着考えられたオーディオスペース(トヨタはDINサイズではないそうです。それよりやや大きめだそうです。)は見やすく操作しやすい位置になりますね。エアコンスイッチ回りはスッキリし過ぎかな。ステアリングは小振りでよろしいかなと。
シートは固すぎず、柔らかすぎずですが、GOLFのレカロ知った身にはちょっと物足りないです。でも今までのシートよりはよろしいですね。
ダブルホールディングにより荷室の床はフラットになりますし、2分割デッキボード、アンダートレイは3分割と最近の国産車におけるシートアレンジ、使い勝手競争対策できています。(笑)トノカバーもそれ考慮して作られていました。
プライバシーガラスも一般化しつつありますね。そこらへんのマーケティングのツボ押さえていますね。
そういえばオプションリストに後席犬用シートあるのですよ。。。
走行32kmのホヤホヤ新車でしたが家族のみでしっかり走らさせて頂きました。(笑)
1.5Lエンジンは110ps/6000rpm、14.6kgm/4200rpmというスペックですが、街中走る分には十分かなと。
アイドリング時は室内静かです。走り出すとうるさくなりますが、クラス考えるとしょうがないですね。エンジンルーム室内側には遮音材貼ってありましたけど。。。それはVitzのときも同じでしたね。
ATはスムーズでキックダウンの反応もよろしいですね。カローラのAT、坂道の勾配でも制御しているとのことですが、GOLFのATもそのように感じます。坂道だとキックダウンしやすいですから。
ステアリングは軽過ぎですね。女性には良いかもしれませんけど、ステアリングフィールは希薄ですね。ステアリング切るとフワフワと。。。それでも以前とは違うそうです。
今回ブレーキのタッチが印象的でした。ペダルストロークが非常に少ないのですよ。セールス氏いわく慣れないとカックンブレーキになりやすいかもと。
セールスさんとお話していて車好きばれたようでセールスさん勉強用ビデオ貸してくれました。返しに行くということはまたプッシュ受けるのでしょうか。。。(^_^;) まあいいですよね。すぐに買う状況ではないと言ってありますから。
10万円高で1.8Lエンジンになるので1.8Sがお買得かなと思いました。お約束で見積とりましたが、アルミ5万円、メーカーオプション控えめエアロ(リヤはマッドガード)セット一式5万円と割安ですよね。。。塗装込みですから。GOLFもそうであってくれれば。。。
ちなみに値引きは0円。ワンプライスだそうです。でも下取り等で多少は対応できるようです。ちなみにうちのギャランは査定0円です(悲)。
ペイントシーラント(テフロン系)¥40000でしたが毎年メンテ受ければ5年保証だそうです。メンテ代ですが、同時に法令点検受ければ無料とのこと。そりゃいいですね。私もメンテの時期が迫っており出費が予定されていますので。
カローラ、ワールドワイドな車で第3世界の国々にも輸出されていることもありコスト管理は厳しいそうです。それ背負っている車であることカローラ評価に当たり理解しておくこと必要ですよね。それ考えるとよくできた車と言えるでしょうか。ついついGOLFと比べてしまいますね。。。クラスもちょっと違いますけどね。
GOLFどのグレードでもノーマル状態でサーキット「走れる」と思いますが、カローラではさてさて。。。
2000/10/19(水)「カローラフィールダー1.8S
4WD試乗」
今日も秋らしいお天気でした。
10/2に当選した新型カローラの「3時間タイムレンタル」利用してきました。危うく忘れそうでした。
昨日の午後、トヨタレンタリースの全国予約センターにて電話で予約入れました。ちなみにインターネットでも予約できます。
電話の応対は非常に感じ良かったです。ちなみにオペレーターは女性でした。
配車はトヨタレンタリースのあざみ野営業所にしました。自宅近所にないのですよね。ここはNetzトヨタのあざみ野営業所と併設です。
駅から8分ぐらいかかるのでちょっと不便ですね。レンタカー借りるのは足がないためなので駅の近くの方が断然便利です。
予定の仕事が早くきり上がったので予約した正午の1.5時間前に行くと車まだ廃車されていませんでした。早めに変更できればと思っていたのですが車営業車にいつもあるのではないようです。ちなみに借りたカローラフィールダーここの営業所に初めて配車されたようです。
で、正午過ぎに改めて行くとカローラフィールダーありました。グレードは1.8LのSグレードの4WD、純正NAVI付、980km走行の新車状態でした。ちなみにお値段は車両本体価格¥189.8万です。
レンタカーなので1.5Lモデルかと思っていたのでラッキーです。試乗兼ねているので上級グレードなのでしょうか。
「3時間タイムレンタル」予約すれば誰でも利用できます。出先でちょっとしたもの運ぶ時など便利ですよね。料金は¥3150(消費税込み)でガソリン、保険料も含まれています。ただし時間過ぎると通常料金になりますので注意が必要です。やたらとその点注意されましたので。
私の場合、クーポン券あったので無料でした。が、返却時にアンケート依頼されます。
3時間といってもあっという間ですよね。走り回れば良いのですが家内と買い物に行ってしまいました。(笑)取材撮影もありましたし。。。でも東名も走りましたよ。
インプレは後日まとめますが値段考えると良くできているなという感想です。パッケージングよいですし、エンジンも良く回りますが透過音が大きくやはりクラス感じます。ゲート式シフトレバーの操作性は良いですね。足回りは走り向きではないですね。(当たり前ですね。。。(笑))
カローラという先入観なければみなさんの評価もより違うかもしれません。
こういったシステムどんどんやってくれると良いですね。いろんな車試すことできますから。
「カローラフィールダー1.8S 4WD」のインプレッション
スタイリング、外装系
内装系
総括
今回3時間ではありましたが自分の好きなように試乗できたことは良かったと思います。
ディーラー試乗ではセールスさんと一緒で遠慮してしまいますからね。
値段もガソリン、保険料込みで考えるとリーズナブルかなと思います。時間が6時間ならより良いのですけど。
で、カローラフィールダーですが、NCV(New Century Value)と銘打つだけあってトヨタの意気込み感じます。Vitzや、OPAなど含め今までに捕われない開発していますよね。
カローラ(セダンが本来主流ですが。)GOLF同様ワールドワイドに販売されており、多くの、幅広いユーザー想定しなければなりませんね。
それゆえ、あらゆる点で懐深くないと行けませんね。コストや整備性(自動車後進国では重要)も考えなければなりませんし、最近の安全性や環境対策までも考えると制限が多い中での開発だったと思います。
大衆車の基準のような車ですので、失敗恐れてキープコンセプトに走りがちですが車種整理(レビン、トレノ)し、新機軸打ち出したのは評価できるのではないでしょうか。
車自体、背景、値段考えるとアベレージ高く良くできていると思います。(三菱のDionも凄いですけど。)
デザインもスッキリしていて、全体の質感は高いですね。パッケージングも良くできています。例のエアダクト見て分かるようにGOLF4はじめいろんな車研究したのでしょうね。
印象に残ったのはブレーキのタッチでペダルストロークが非常に少ないです。効きもまままあと思います。
1.5Lではステアリングが軽すぎに感じましたが1.8Lではそう感じませんでした。
エンジンも良く回りますし、想定されているシチュエーションでは不足ないと思います。
ただGOLFのCLI、GLIのようにもっと低速からトルクが出るとより街乗りしやすいですよね。(排気量からして無理がありますけど。)
気になったのは静粛性でアイドリング時は非常に静かですが、走り出すとエンジン音室内にどんどん入り込みます。なので高速ではスピード出すのためらわれますね。クラスからして無理ありますかね。
タイヤも含め足回りは1.8Lの場合フロントとリヤにスタビライザーついているもののロール等気になりますが、飛ばす車ではないのでこれで良いのかなと思います。
あと、シート特にシートバックが柔らかすぎますね。短時間の試乗でしたが腰が痛くなりました。
シートだけは日本車まだまだ遅れているように思います。
現在の車に樹脂部品は欠かせませんが質感、精度は優れていますね。
やはり日本車ですから日本での環境に合わせてすべてセッティングしてありますね。GOLFもドイツ本国に近い環境で乗るのが一番真価発揮できると思います。
輸入車全般、日本車なみの装備や質感持ってきていますが、逆に日本車はGOLFのドアヒンジに見られるように見に見えにくい場所の性能(安全性をも含めた基本性能)をどれだけあげられるかが今後の課題と思います。
GOLFはアウトバーンでの長時間走行に耐えられる性能持っていますのでボデイの剛性含め基本性能は大衆車とはいえやはり優れていると思います。
標準状態でまともにサーキット走行できるのはやはり凄いですよね。