GOLF4の足回り、下回り、COX SS-2Kitについて
Ver.1.1  28/1/01'UP

とりあえず画像中心のアップです。暇見つけてテキスト追加していきますね。


My GOLF4の足回りの遍歴

1.純正時代

GTIは純正状態でスポーツショック、サスペンションが組み込まれており他のグレードよりスポーティな味付けのセッティングになっています。
車高も他のグレードより少し低くなっております。


純正のフロントショックアブソーバーとリヤフロントショックアブソーバー


純正のもの、モンローなどの製品が採用されているようですが、印字記号では読解できませんでした。


純正のスプリング

2.C-18T時代

わがGOLF4は納車後約2ヶ月(3300km走行)の99/9/26にCOX COMPLEATE PACKAGE C18Tヘのチューニングを行いました。
COX COMPLEATE PACKAGE C18Tの足回りのチューニングメニューは
・COX FRONT STABILIZER(中空特殊シームレスパイプ、直径21.9mm)
・COX VARIABLE RATE SUSPENSION
のふたつです。
ショックアブソーバーは純正のものをそのまま流用しています。


COX VARIABLE RATE SUSPENSION
GOLF4ではGTI用と他のグレード用があります。


純正のものとの比較
リヤの巻数が違うような。もちろんレートが異なります。


ちゃんとシリアルナンバー(左右同番号、前後別番号)が入っています。

3.SS-2 Kit時代

納車後約16ヶ月(17500km走行)の00/11/9にCOX ENGINE TUNING SZ-1を施すために入庫、同時にSS-2 Kitを導入しました。


こちらはGOLF4全車種同一商品です。

My GOLF4のスプリングデータ

SS-2 Kitを導入した時のMy GOLF4のスプリングデータシートをお願いしてもらってきました。(Oさん無理言ってご免なさい。ネタになりますもので。。。(笑))

車高(mm)

交換前(C18-T仕様)

交換後(SS-2 Kit)

変化量

左前・右前

584

577

590

583

+6

+6

左後・右後

589

585

592

587

+3

+2

トーイン量0°02′

測定日:2000/11/10
走行距離:17,556km (C18-Tにしてから約14,000km)
空気圧:F2.2kg/cm2 R2.1kg/cm2
車高はフェンダーからホイール下端で測定。

考察(学生時代のレポートだなぁ。)

チューナーでは当たり前の作業なのでしょうけどきちんと交換前と交換後のデータをとっているのですね。
数字を依頼主がどれだけ理解できるかは別として(笑)依頼主としては安心、より信頼できますね。
実際のデータシートには左前・右前等と書かれておらず四角い升目があるだけです。
ですがFF車であるGOLFはリヤよりフロントの方が重たいはずなのでそれから数字の場所推測しております。(違っていたらm(__)m。機会があったら確かめておきます。)

ということで数字見ると重量バランスはフロントヘビー、ライト(右)ヘビーなのですね。
エンジンルーム内の補機類も左右50:50に近くなるよう配置考えられていると思いますがやや右側が重たいのですね。
私体重がヘビーな部類なので(笑)運転時は余計ライト(右)ヘビーでしょう。
変化量が+なのは新品のサスであることも関係しているでしょう。

”VW GOLF4 Owner's Day in COX”デモンストレーションレポート ++サスペンション交換作業++

2001年1月21日(日)雪の中、COX Inc.で開催された”VW GOLF4 Owner's Day in COX”でのデモンストレーションレポートです。

今回はPITでのサスペンションの交換作業の実演をして頂きました。解説はお馴染みTさんです。
今回デモに使用したのはNAKANOさんのお車(ほぼフル仕様です。)で、すでにSS-2Kit導入されていらっしゃいます。御提供有り難うございます。

左サスペンションの脱着を解説交えて実演して下さいました。
ちなみに左右でドライブシャフトの長さが異なるため右とは作業が少し異なります。

わたしのDUOはPITがショウルームの2階にあるので実際の作業を見る機会がなく大変勉強になりました。
下回りについてもおまけで色々説明頂きましたし。(^^)
アライメント調整の器械についても調整の原理等測定装置の使い方と共に教えて頂きました。
感心したのは作業場のきれいさと実際の使用状況(荷重がかかった状態)で取付を行っていることでした。
パーツがよくても取付が駄目だと本来の性能は出ませんし、ブッシュなども早く劣化しますからね。
細かいところまで気配りした作業でチューニングでお世話になっている私も、より信頼感が増しました。

以下作業の流れを画像で追って行きましょう。
パーツ等の名称適切でないところがあるかもしれませんがよろしくです。(^^ゞ


まず、アッパーマウントのカバーを外し、固定ネジを外します。
するとガタッと少しサスペンションが下がります。


外したところと外したパーツ。右の黒いものがブッシュ。


ブッシュは消耗品ですのでサスペンションのメンテと同時に交換しておくとよいようです。
交換時、矢印部分の間隙を記録しておくとヘタリ具合がより分かりやすくなるそうです。


固定ネジを外したので下がっていますね。まずABSセンサーのコードを外します。


GOLF4になりアームのショック保持部の形状がかわっています。
分かりにくいですが縦にスリットが入っておりこれを広げて外します。


コンプレッサーでスプリング縮めて外します。危険な作業であります。
固定が外れるとビューンとスプリング飛んで行ってしまいますからね。
ちなみにショックは緑の固定用アダプターを付け万力に固定します。


上部のネジ部。左がSS-2、右が純正。
SS-2は可倒式ゆえ軸の直径を太くでき、自体撓みにくく剛性を強くできます。


ここが取付時の肝で、サスペンションアームに当て木をして1Gの状態(他のタイヤが設置した状態で車両静止状態)で組み込んで行きます。
つまり実際の状況にして組み込むわけですね。でないとブッシュ等に歪みが出て来るそうです。
なるほどと感心した次第です。
以下外した時と逆の手順で取付作業していきます。


左右でドライブシャフトの長さが異なるため右とは作業が少し異なります。(左の画像が右側)
丸くカーブしているのがスタビライザーです。


SS-2 Kitは20段階の減衰力調節器のウがついています。その調節ネジです。
クリックがあり調節しやすいです。


トー調整の器機の説明と調整の実際を教えて頂きました。
鏡を利用した原理でシンプルですがデジタル器機に頼り過ぎず
メカニックの目を通して調整する事も大切であるとおっしゃっていましたよ。


番外編 ++下から覗いたGOLF++
せっかくリフトアップしたのでGOLFの下回りの説明もして頂きました。
日頃見る機会がない場所なのでとても勉強になりました。


エンジンルーム下部(左側がフロントです。)
矢印が積雪時などでバックすると外れやすいアンダーカバーです。


下回りで縁石などでヒットしやすい場所です。
エンジン直下マウント取付部とロアーアーム角。気を付けましょう。


COX STAINLESS 2PIECES MUFFLER
よい色に焼けていますね。(^^)精度よく取り付けされていました。


フロントブレーキです。
パッドの交換目安は余裕みてベース部の厚さとパッド(矢印)の厚さが同じぐらいになった頃だそうです。


NAKANOさんの車にはAteのパワーディスクが装着されています。
純正も同社の製品なのでFitはよいですね。
宇宙的な(笑)グルーブはガスぬけのよさとダストを効率良く排除する事などに役立っているそうです。

参考になりました?なったら嬉しいです。(^^)


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