GOLF4を解剖(走行時編)

GOLF 4 を観察して気がついたことをDiaryより抜粋しまとめてみました。
納車直後が感想多いですね。
イヤーモデル、グレードにより内容が異なることがあります。


使用していて気がついたこと

1999/8/4 (水)

さて乗り換えて一番最初に思ったのがやはりブレーキの効き具合。前にも書きましたが、ゴルフの方がギャラン(こちらも4輪ディスクブレーキ)よりパッドのくい付きがよく効きます。(慣らし中につき日常領域での話。)上手くコントロールしないといわゆるカックンブレーキになります。
あとは低速からの加速です。うちのギャランは1.8L4気筒 DOHC(135hp)ですが回さないとトルクがないので低速からの加速はゴルフに完全に負けます。ゴルフ(ターボ車)のターボラグのない低速からの加速は印象的です。
反対にギャランの方がボディがBOXフォルムなので車両感覚が掴みやすいです。ゴルフに限らず現代の車は空力デザインのためボンネットが丸く前下がりですので車両感覚が掴みにくいです。私も完全に慣れていないので幅寄せ精度はギャランの時より落ちます。ですのでオプションのリモコンポールは有効と思われます。(GTI/MTには付けられないです。)

1999/9/1 (水)「クリープ」

日常走行で気がついたことを少々。私の車はATですが、納車直後の日記にも書いた通りATのクリー
プは強いと思います。今まで所有した国産車のATと比べ一番強いです。坂道発進が苦手な方(うち
の家内もそうです。)は多いですよね。とくにMTの場合。AT でも勾配によってはバックしてしま
いますが、ゴルフの場合(代々強めとは記憶しているのですが。)少々の上り坂では止まってるだけ
ではなく上って行きます。
うちのガレージに入る時少し上りになっているのですが、このクリープのおかげでブレーキのみのコ
ントロールで入庫でき便利です。反面、信号待ちなどでは注意しないと前車におかまを掘る結果にな
りますので注意しましょう。

1999/9/8 (水)「キックダウン」
今日も基本はDレンジでのしずしず走行でした。ATのインプレですが、キックダウンについては鈍感なような気がします。特に平地、坂道では平地よりは敏感に反応する気がします。キックダウンしてもしてもなかなか高回転までビーンと回らないです。もっともターボが2000rpmあたりから効きますからそこまで回る必要がないのでしょうか。(NAではどうでしょうか。)それとも初期のフリクションのためでしょうか。キックダウンさせるにもがばっとアクセルペダルを踏み込まないとなかなかしません。車速やアクセル開度にもよると思いますが。いろいろな状況で様子を見ています。

1999/9/20 (月)「ガガガ」
本日オドメーターが3000kmを超えました。慣らしも筑波での全開走行(6500rpmまでしっかり回しました。)で仕上がりです。エンジンは納車直後より明らかにスムーズになっています。

通勤は裏道も使うのでタウンスピード(40〜60km/h)での走行が主になります。GOLFのATですが、タウンスピード(40〜60km/h)D走行時(1000rpm台)でスピードが落ちてきて再び緩やかに加速する時、ときどきシフトダウンせずDのままノッキングまではいきませんが力なくがガガガ、ドドド(音の表現は難しい。)と加速します。

1999/9/22 (水)「中吹かし」

さて今日ATで気がついたことがあります。走行から停止する時1000rpmあたりで200rpmぐらいの中吹かしが入りますね。(確かめる方おかま掘らないように注意してね。)なぜだか分かりませんが、今まで乗った車では気が付かなかったです。VWのATのお作法でしょうか?

ATネタが続くのですが、GOLFのAT、Rに入れた時にブザー等の警告音が鳴りませんね。ギャランは「ピーッ、ピーッ」と鳴ります。これはとても有用だと思います。音でポジションの位置が確認できるのですから。これはたいしたコストがかからないことだと思うのでぜひ改善してほしいことです。国産車では当たり前の装備ですよね。
またメーター内のシフトインジケーターも液晶のためグレー一色ですね。これは視認性が悪すぎます。大きさも小さいですし。またシフトポジションの並びも横方向ですが、シフトゲートの動かす方向は縦方向なのでこれと同じ縦方向にした方が人間工学的にもしっくりくるはずです。

1999/10/16 (土)「ブレーキ」
GOLFのブレーキですが、いまのところ性能的には満足できよくききます。初期の踏み込みしろが大きいですね。停止する場合に「かっくんブレーキ」にならないように心掛けていますが、ATの場合クリープ(強力ですね、ちょっとした坂なら登っていきます。)があるためか停止する最後の最後で「ぎゅっ」となりますね。これがならないように密かに挑戦しているのですが、なかなか上手くいきません。超低速でのブレーキコントロールのいい勉強になります。パッドも関係しているでしょうね。
ギャランはパッドがメタルメタルした感じで硬く減らないですが、GOLFのブレーキに比べると効きません。乗り変えると効きが甘くびっくりすることがあります。

1999/10/19 (火)「ATのマナー」

C18Tのカタログに記載されているグラフでは2200rpm以下ではノーマル状態と比べてパワー、トルクとも同じもしくは下回るように読み取れます。が、日常乗っていてそうには感じません。
Dレンジでタウンスピードで走行中スピードが落ちて再加速した時など、ノッキング前様になることが多いですが、頻度は変わらないもののその感じが薄れています。自分ではパワー、トルクアップのおかげかなと感じています。全般的にノーマルの時よりATのマナーはよくなっていると思います。贔屓目かな。
しかし、ノーマルの時も今もスタートの出足はもたつきますね。軽を含め日本車の出足はよいです。普通にアクセル開けると負けますね。(^_^;) ATのシフトプログラムを含め日本の道路事情に最適化されています。
例のAT1速固定の件も本国では考えられないシチュエーションなのでしょうね。ワールドスタンダードカーなので致し方ない面もありますね。思うにタイはバンコク(輸出されているか分かりませんが、高温多湿、渋滞が有名。)あたりでは例のAT1速固定、頻発しそうですね。

1999/10/20 (水)「トルクステア」

GOLFのATですが、駐車時、切り返し時などでDレンジからRレンジへシフトチェンジした時、セレクターの移動からひと呼吸おいてからギアチェンジされる(Dから3へもそうです。)ので、チェンジされたことを確認してからアクセル踏まないと急にトルクがかかり、ステアリングを切った状態ではステアリングとられてびっくりすることがあります。ATユーザーの方、事故防止のためにもギアチェンジされたことを確認してからアクセル踏むようにしましょう。

1999/10/27 (水)「雨天走行」
今日は一日よく雨が降りました。砂埃の除去には役立ちます。水垢水道水に比べてつかないですしね。
空力の関係でリアバンパーの上に汚れが集まります。一番汚れるところですね。荷物の積みおろし時、リアバンパー上に荷物を置いてごしごしすると間違いなく傷だらけになるでしょう。

タイヤがまだ新しく、ブレーキもよく効くので雨天走行は特に不安がないGOLFです。ワイパーの払拭面積も広いですしね。ですが、間欠ワイパーのコントロールは無段階のロータリー式の方が使いやすいです。

BBSでMOTOさんが「エンジンが冷えているときは3000rpmくらい回さないと2速になりません。」(原文引用)と書き込みされていました。私の車は以前よりそのような状況でした。
今日帰りに今一度チエックしてみました。走りはじめは2600rpmで2速に入りますね。水温が90になった頃には2200rpmで2速に入ります。シフトスケジュールの設定によるのでしょうが、10/25に書いたように十分暖機できないで走り出した時、引っ張りたくないのに引っ張られるのは気持ち的にはよくないですね。機会があったらサービスの方に尋ねてみます。

1999/11/8 (月)「暖機」
ここのところ平年並みの気温となってきました。そろそろ冬仕度も考えなければならなくなりましたね。
本日、オドメーターが5000kmを越えました。オイル交換実施も本格的に考えなくては。

で、先日ウォーミングアップについて書きましたが、BBSでもKAZUさんから「2000年式ジャズブルーGTIに乗って1週間ですが、エンジンが冷えているときは3000rpmくらい回さないと2速になりません。」という書き込みがありましたね。その後自分の車で様子見してみた結果を御報告します。

という状態でした。最初、2600rpmまで1速から2速へ変速しないのは水温計が90度になるほど十分暖機していないからだと思っていましたが、それは関係ないようですね。念のためしばらく走って十分車を暖めてから車を停めて、数分後また発進した時にどうか見てみようかと思います。(忘れていました。)アイドリング状態からの発進を3〜5回しないと2200rpmで1速から2速へ変速しないです。理由は分かりません。なので、慣らし中で走りはじめ1速でだらだら引っ張りたくない方は、かえってスパッとアクセル踏んでしまった方が良いですね。もちろん水温計が90度になるまで十分暖機した方が車には優しいです。

暖機ですが、仕事先の駐車場は地下自走式の駐車場です。なので外気が低くても暖かく自宅の駐車場より早く完了します。天井も高く広いので自宅の駐車場より遥かに良いです。換気もされているので暖気で一酸化炭素中毒にもなりません。また、砂埃まみれのきな粉餅状態になりません。(^_^;) こちらがメインなら本当に良いのですが。。

2000/5/6(土)「マニュアルセレクト」

普段一般道走行している時はDレンジで過ごす事が多いです。速度によって(タウンスピード)は3レンジで走行した方が良い場合もありますね。
ワインディング走る時などは積極的にマニュアルセレクトします。
ですが以前書いたようにセレクターの操作性が良くないですね。各ポジションでクリック感はあるもののその間隔が短いため気を付けないとシフトミスし易いです。(Dから3のつもりが2へ。2や3からDのつもりがNへ)
D、3、2のポジションは多用しますが一列に並べず国産車のようにODスイッチのON/OFFでDと3が選択できた方が操作性が良いと思います。
セレクターの形も良くないですね。スポーツ走行にはガングリップタイプの方が操作の確実性が高くなり良いと思います。
Dから3に入れる時、ノブを押しますがその後はなしてセレクター操作しないと1まで行ってしまうことがありますよ。お気をつけて。
なおシフトアップ時、シートのサイド部が脇と干渉し気味で良くないです。
今月走行会もあるのでマニュアルセレクト時々意識して行い、身体で覚えさせています。

エンジンブレーキ多用する方なのですが、シフトダウン時の空白の時間が気になりますね。セレクターを操作してから実際にギアが変速するまでに数秒のタイムラグがあります。
速度が高いほどその時間が長いような気がします。なので実際にエンジンブレーキが欲しい時にエンジンブレーキの力が得られない事が多くとまどいます。


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